新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 闘論席

「危機」や「崩壊」より深刻な“霞が関”の事態とは 古賀茂明

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

古賀茂明の闘論席

 霞が関の危機が叫ばれ始めたのはもう何年も前のことだ。河野太郎デジタル相は、今やそれは単なる危機ではなく「崩壊」の始まりだと言う。

 人事院が今年5月に発表した調査によれば、2013年度から17年度までは、在職10年未満で退職する人の数は年度平均80人程度だったが、18年度から20年度は3年連続で100人を超えた。その原因は、幹部職員の不祥事、長時間残業など職場のブラック化、低い給与水準などと報じられるが、実は、事態ははるかに深刻だ。

 私が最近取材した幹部候補の中堅官僚2人の話が、それを如実に物語る。

残り594文字(全文854文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事