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インドでペット用品産業が急拡大 加藤麻莉亜

インドのペット用品店 筆者撮影
インドのペット用品店 筆者撮影

 先ごろ、近所のマーケットの唯一のペット用品店が閉店し、猫を飼っている身としては非常に残念であったのだが、その後、同じマーケットに3店も新しいペット用品店が開店した。そこまで需要があるのかと驚いた。インドのペット用品産業は過去10年間に年15%の成長率で拡大しており、2021年時点で約585億円規模の市場が、25年には約1830億円まで拡大すると予測されている。ペットの6割強は犬で、次いで猫が約3割を占めている。

 拡大の理由は、所得の増加、核家族の増加による生活スタイルの変化が挙げられる。これまでペットの食事は手作りだったが、共働きにより時間がないため市販のペットフードを購入するようになった、などのケースがある。日本の市場(19年度に約4500億円)の半分以下だが、今後の経済成長を考えるとポテンシャルは非常に高い。

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