国際・政治ワールドウオッチ

ドイツで小児用解熱鎮痛シロップ剤が不足 柿添紘光

独西部デュッセルドルフ市内の薬局 筆者撮影
独西部デュッセルドルフ市内の薬局 筆者撮影

 ドイツでは2022年12月に入り、インフルエンザなど呼吸器疾患の患者が増え、医薬品の不足が深刻化している。薬局では品切れが相次ぎ、薬を求めて薬局を訪ね歩くのは当たり前になった。とりわけ品薄なのが、子どもが服用することの多い解熱鎮痛剤アセトアミノフェンのシロップ剤だ。

 独公共放送ドイチェ・ウェレがウェブサイトに載せた12月20日付の記事によれば、同剤は22年だけで70%も値上がりしたが、製薬会社が受け取る金額は1瓶当たり1.36…

残り326文字(全文542文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事