カリフォルニアで深刻化する気候変動被害 瀧口範子
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カリフォルニア州は、国内でも温暖化対策に最も積極的に取り組んできた。しかし、1州の努力ではどうしようもないところまで気候変動が進んでいる証拠を、州民は目の当たりにしている。
州環境保全庁の2022年11月の報告書によると、1895年と比較して平均気温はカ氏2.5度(セ氏約1.4度)上昇。州北東部のトリニティーアルプス山脈の氷河は消滅し、00〜21年までの干ばつは過去1000年間で最も厳しい状態となった。樹木が枯れて山火事も起こり…
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週刊エコノミスト
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