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ドイツの飲食店に再利用できる容器の用意を義務化 柿添紘光

ファストフード店が利用し始めた「リカップ」の容器(右) 筆者撮影
ファストフード店が利用し始めた「リカップ」の容器(右) 筆者撮影

 食べ物や飲み物を持ち帰る客が再利用可能な容器を選べるようにすること──。1月1日、ドイツの飲食店にそう義務づける法律が施行された。飲食店は紙やプラスチックの使い捨て容器を引き続き提供できるが、再利用可能な容器の値段より安くしてはならないといった規制が加わった。

「再利用可能な容器」とは何か。代表例はドイツの飲食店約2万店が使う再利用可能なプラスチック容器「リカップ」「リボウル」。リカップは約1000回使える飲料用カップ、リボウルは約500…

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