少子化の台湾で国立大も定員割れ 井上雄介
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日本を上回る速度で少子化が進む台湾で、国立大学の一部学科で初めて深刻な定員割れが発生した。台湾誌『新新聞』が全国立大の各学部の入学率を調べたところ、25の学科で学生定員充足率が7割を下回った。中でも国立台中教育大の英語学科の充足率は過去5年間、90%を超えていたが、今年は26%にとどまっている。
定員割れを起こしている国立大の大半は、嘉義大、台南大、高雄大など、都市部から離れた地方大学。ただ、教員養成系の大学は大都市にあっても不人気な…
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週刊エコノミスト
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