世界の株価回復を支える日銀 市岡繁男
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昨年10月以降、世界の株式、債券、為替のトレンドは一変した。例えば世界株式・時価総額は2021年11月から22年9月末にかけて26%も縮小したが、この4カ月間で下げ幅の4割を取り戻した。ユーロ・ドルも英年金基金が破綻寸前の状況に追い込まれた9月27日が底値となり、ドル・円や米長期金利も10月20日ごろから潮目が変わった。昨年の金融波乱は、物価上昇に伴う長期金利上昇と、各国中央銀行による量的引き締め=流動性縮小が主因だった。それが欧州の暖冬などでエネルギー価格が下落し、一時は4…
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週刊エコノミスト
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