国際・政治

半導体・EV関連の注目8銘柄はこれだ 今中能夫

 圧倒的な競争力を誇る米国の半導体・EV株を仕込む好機が到来した。(チャート上の見出しはティッカーコード)

>>特集「長期で選ぶ米国株」はこちら

アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)

CPUでインテル脅かす

 パソコン用CPUで市場シェア20〜30%を占める。コストパフォーマンスの良いパソコン用高性能CPUの成長によってインテルを脅かす存在になってきた。ここ数年はクラウドサービス向けサーバー用CPUの「EPYC(エピック)」シリーズが高評価を受けている。

 AMDは、パソコン販売の減少局面入りに伴い、2022年7〜9月期から厳しい在庫調整に入っている。この効果でパソコン市場は23年1〜3月期に大底を打ち、その後緩やかに回復すると予想される。クラウドサービス向けもCPU在庫がたまっているため、23年前半に軽い在庫調整を行っているが、23年後半からは再び成長軌道に復帰するだろう。

残り3509文字(全文3901文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事