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ニューヨーク市に73年ぶり大ターミナル駅 津山恵子

GCMターミナルの入り口 筆者撮影
GCMターミナルの入り口 筆者撮影

 米ニューヨークのハブ駅「グランド・セントラル・ターミナル駅」地下に、新しいターミナル「グランド・セントラル・マディソン(GCM)」駅が開設された。これによってロングアイランド鉄道(LIRR)が加わり、2月27日開通した。マンハッタンには、東側にグランドセントラル駅のほか、西側にペンシルベニア駅と二つの巨大鉄道ターミナル駅があるが、全米最大の都市ニューヨークでこれほどの大型ターミナルが誕生したのは1950年以来。

 GCMは地下53メートルと、ニューヨークで最も深いターミナル。建設費用は約111億ドル(約1兆5000億円)を超えるとされ、一部の工事は69年から始まっていた。コンコースには、30メートルに及ぶ草間彌生のタイル張りの壁画もあり、新たな観光名所となりそうだ。

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