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韓国のコーヒー市場に二つのトレンド 清水岳志

スターバックスの「京東1960店」。客席は映画館の段差をそのまま活用した NNA撮影
スターバックスの「京東1960店」。客席は映画館の段差をそのまま活用した NNA撮影

 市街地に建ちならぶカフェ、コーヒーを片手に談笑する会社員──。韓国の昼時によく見かける風景だ。KB金融経営研究所の調査によると、2018年時点で成人が1年間に飲むコーヒーの量は世界平均の約3倍。いまや韓国は「コーヒー大国」といっても過言ではない。

 コーヒー専門店に最近、二つのトレンドが生じている。一つはテークアウト専門店。昼食後にコーヒーを購入する会社員が多いためオフィス街を中心に出店していたが、ここ数年は住宅街への出店が目立つ。新型コロナウイルス…

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