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ブラジルの自動車保険料が1年で15%上昇 コロナ禍終息も一因 松本浩治

サンパウロ市内を走る自動車群 筆者撮影
サンパウロ市内を走る自動車群 筆者撮影

 ブラジルのIT企業TEx社の調査によると、ブラジル国内の自動車保険料が、2022年1月から23年1月までの間に15%も上昇している。保険加入者の居住地域、年齢や性別によっても価格差は生じるが、新型コロナ禍が落ち着きつつある中、経済再開で車両の流通量が復活したことで交通事故が増加していることが一因となっている。

 また、TEx社が同時期に行った「自動車保険価格指数(IPSA)」に基づいた調査では、自動車の盗難が増加傾向にあることも保険料の上昇につながっているという。サンパウロ市内で盗難や強盗の発生率が高い東部地区在住者の自動車保険料は、中央地区在住者より67%高くなっている。また、リオデジャネイロ市内でも、盗難率の高い北部地区の保険料は、南部地区よりも75%高い。

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