カリフォルニア州内の脱炭素車台数とぜん息関連緊急外来者数の間に負の相関 中島和宏
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南カリフォルニア大学がカリフォルニア州内のゼロエミッション車(ZEV)台数と空気汚染との関連性を見いだした。コロナ禍期間を除く2013年からの調査によると、人口10万人当たりのZEV台数が2000台増加するたびに、大気中の窒素酸化物が0.04ppm(ppmは100万分の1、体積比)低下し、ぜん息関連の緊急外来者が3.2%減少しているという。
同州は35年のガソリンエンジン新車販売規制を目指しており、走行時に二酸化炭素などの排出ガスを出さないZEVの台数は順調に伸びている。カリフォルニア州エネルギー委員会の報告によると、22年に州内で販売された自動車台数の19%はZEVで、約34万6000台となった。
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週刊エコノミスト
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