国際・政治ワールドウオッチ

ニューヨーク 戻らない昼間人口 冷泉彰彦

コロナ前には程遠いニューヨーク市内の人通り Bloomberg
コロナ前には程遠いニューヨーク市内の人通り Bloomberg

 米国社会は今年春、ほぼ「ポストコロナ」の社会に移行しているが、全米最大の都市であるニューヨークの場合は依然としてコロナ前の状況には程遠い。新型コロナウイルスのパンデミック(感染爆発)期間に閉店したレストランや小売店のシャッターは、その多くがまだ閉じられたままなのだ。

 雇用は堅調だ。今年2月に発表されたニューヨーク州の統計では、1月単月で2万3600人の新規雇用が生まれている。そこまで雇用が好調なら昼間人口も一気に…

残り314文字(全文523文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月3日号

金利ある世界18 長期金利の居場所の探り合い 10年国債が主役に復活する日■稲留克俊21 絶えざる資産インフレとデフレ■水野和夫22 ドル・円 米金利上昇で景気失速、金利低下 1ドル=130円の円高を目指す■吉田恒24 日本株 企業に生じた「インフレ利得」 「マイナス金利」が追い風に ■黒瀬 浩一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事