サンパウロ市街にあるコンゴニャス空港を民営化へ 松本浩治
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ブラジル・サンパウロ市街にあるコンゴニャス空港で、運営が今年7月に民営化されるのを前に引き継ぎ作業が行われている。民間航空監督庁が昨年8月、ブラジル国内15空港の民営化と今後30年間の運営権をかけた入札を実施し、同空港も含まれていた。
入札で24億5000万レアル(約640億円)を提示し、同空港を含む国内11空港の運営権を手にしたスペイン系のアエナ社は、今後30年間で73億レアル(約1900億円)を投資する考えだ。
コンゴニャス空港の昨年1年間の旅客取扱数は約1800万人。同じくサンパウロ郊外にあり、「ブラジルの玄関口」といわれるグアルリョス国際空港(約3440万人)に次いで、国内では2番目に利用者が多い。グアルリョス国際空港はすでに民営化されており、民営化によるコンゴニャス空港の近代化と規模拡大が期待されるが、課題も少なくない。
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週刊エコノミスト
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