国際・政治ワールドウオッチ

シンガポール公営住宅にEV充電設備 清水美雪

シンガポールの公営住宅の駐車場に設置されたEV用充電設備(NNA撮影)
シンガポールの公営住宅の駐車場に設置されたEV用充電設備(NNA撮影)

 シンガポール政府は、公営住宅(HDBフラット)の駐車場で電気自動車(EV)用充電設備を設置する取り組みに力を入れている。2021年2月に発表した、国全体で持続的な環境保全を目指す計画「シンガポール・グリーンプラン2030」の一環だ。

 大型設置事業の第1弾として2月中旬、西部と南部の駐車場2カ所で計6基が稼働した。筆者の自宅近くにある公営住宅の駐車場でも3月に充電設備が新設された。

 政府は、年内に公営住宅の駐車場全体の3分の1に当たる700カ所に2000基を設置する予定だ。25年には1万2000基以上を配置し、全ての公営住宅街で充電できるようにする。長期的には、30年までに国内全体で6万基まで増やすことを目指す。うち4万基は公営住宅などの公共駐車場、残り2万基は民間住宅などに設置する。

残り215文字(全文562文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事