日本の人材の質を高めるため社会構造の根本的な改革を 野口悠紀雄
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日本経済の処方箋/18 日本経済が低迷する基本的な原因は、人材の質の低下にあると主張する。企業はこの問題を深刻に捉えて人事・報酬システムを変え、社会構造を変革する必要がある。
日本の経済パフォーマンスが悪化している基本的な原因は、生産性が上昇しないことだ。そして、こうなる基本的な原因は、人材の質が低下していることにある。
このことは、さまざまな国際比較ランキングで確かめることができる。例えば、スイスの国際経営開発研究所(IMD)の2022年版「世界人材ランキング」を見ると、日本の人材競争力は、63カ国・地域中41位だ。19年から4年連続で下落している。
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週刊エコノミスト
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