国際・政治ワールドウオッチ

ポストコロナと厳しい労働規制がカリフォルニアの物流産業を直撃 土方細秩子

物流の鍵となる配送センター。閉鎖が相次いでいる アマゾン提供
物流の鍵となる配送センター。閉鎖が相次いでいる アマゾン提供

 ロサンゼルスを中心とする南カリフォルニアでは物流が中心産業だ。ロサンゼルス、ロングビーチ港から荷揚げ・荷積みされる貨物は米全体の海運物流の4割を占める。

 しかしその物流によりロサンゼルス経済が圧迫されている。コロナ期間はネット購入が劇的に増えたため入港できないコンテナ船が沖に停泊して問題となったが、コロナが下火になり社会が正常化すると、今度は対面販売の増加などでネット購入が減少し、ロサンゼルス周辺では大手物流会社の倉庫、配送セン…

残り327文字(全文544文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月3日号

金利ある世界18 長期金利の居場所の探り合い 10年国債が主役に復活する日■稲留克俊21 絶えざる資産インフレとデフレ■水野和夫22 ドル・円 米金利上昇で景気失速、金利低下 1ドル=130円の円高を目指す■吉田恒24 日本株 企業に生じた「インフレ利得」 「マイナス金利」が追い風に ■黒瀬 浩一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事