“卵大戦”で台湾の定番朝食メニューの値上げ続く 林哲平
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台湾で名物の屋台グルメに欠かせない鶏卵の価格高騰に、収束の兆しが見えていない。食の問題は住民の満足度に直結するだけに、来年1月の総統選を前に、卵の安定供給を巡る与野党の攻防も激しくなっている。
台北市士林区で軽食店を構える李史瓊さん(47)は3月中旬、店で出す「蛋餅(ダンピン)」の価格を50台湾ドル(約220円)から60台湾ドル(約265円)に上げた。甘くないクレープ状の生地に焼いた卵をはさんだ朝食の定番だが、ここ半年で2度目の値上げを余儀なくされた。周囲の…
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週刊エコノミスト
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