国際・政治ワールドウオッチ

熱波がタイ経済に影響 電気代1.5倍にも 六角耕治

今年のソンクラーンの水かけ祭りは、暑さで一層の盛り上がりを見せた NNA撮影
今年のソンクラーンの水かけ祭りは、暑さで一層の盛り上がりを見せた NNA撮影

 今年のタイは、雨期に入る前の暑季(3~5月)に異常な熱波を観測した。各地で最高気温が40度を超え、熱指数(湿度を加味した体感温度の指標)が50を超える日がたびたびあった。首都バンコクでも熱指数が54に達した地域があるという。

 熱波の襲来は経済にも影響している。地元シンクタンクは、暑季の一般家庭向け電気代が、今年は前年から1.3~1.5倍に跳ね上がったと試算する。発電の主要燃料である天然ガス価格の上昇に加え、気温上昇によるエアコンや冷蔵庫の消…

残り336文字(全文559文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事