国際・政治ワールドウオッチ

山火事頻発のカリフォルニア州 大手損保が住宅保険の新規契約中止 瀧口範子

カリフォルニア州のクラマス国有林で発生した山火事では90軒近くが焼失した=2022年8月 Bloomberg
カリフォルニア州のクラマス国有林で発生した山火事では90軒近くが焼失した=2022年8月 Bloomberg

 米国の中でも「最も住みやすい」とされるカリフォルニア州。豊かな自然が魅力だが、最近は様子が変わってきているようだ。住宅損害保険に携わる保険会社が同州で新たな加入契約をしないと発表し、そのイメージに影を落とす。

 新規契約を中止すると5月に発表したのは、同州で20%以上と最大シェアを持つ大手損保「ステート・ファーム」だ。高級住宅を対象にする同業他社も、新規契約の中止をすでに発表している。各社が共通して理由に挙げているのは「山火事リスク…

残り329文字(全文547文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事