新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

ブロードウェーの祭典「トニー賞授賞式」に脚本家ストの波紋 伊熊啓輔

授賞式が行われるユナイテッド・パレス(ニューヨーク市) 筆者撮影
授賞式が行われるユナイテッド・パレス(ニューヨーク市) 筆者撮影

 ハリウッド映画やテレビの脚本家で構成される全米脚本家組合(WGA)のストライキが5月2日に始まり、多くの番組が放送中止になった。背景には、ネットフリックスなど配信サービスが台頭し、ビジネスモデルが大きく様変わりしたことがある。過去10年で賃金もインフレ換算で20%以上減少。再放送やDVDになった時の印税の値上げ要求も却下され、スト後1カ月たった今も妥結のめどは立っていない。

 この影響で毎年恒例のブロードウェーの演劇とミュージカルに与えられる米国で最も権威のある「トニー賞」授賞式のテレビ中継が中止になる懸念があった。6月11日に開催予定の授賞式は毎年エンタメ界の著名人の司会で、脚本家の手で台本が書かれてきたが、スト中のWGAは当初この放送を許可しない方針だった。しかしコロナ禍からの立ち直りを目指すブロードウェー業界にとって、1年に1度の最大のマーケティングの機会喪失は…

残り178文字(全文567文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事