国際・政治ワールドウオッチ

医療観光都市として躍進中 デリー近郊のグルガオン 中島敬二

グルガオンの大規模病院 Bloomberg
グルガオンの大規模病院 Bloomberg

 デリー近郊のグルガオンが医療観光都市として脚光を浴びている。スズキの合弁会社の工場が創設された1983年には人口8万人の農村だったが、現在は210万人の近代都市になった。グルガオンの医療観光収入は約900億ルピー(1500億円)でデリー首都圏の4割を占める。インド在住の日本人約9000人のうち、60%以上がグルガオンに住んでいる。

 インドには現在、年間30万人の医療目的での外国人観光客が中東、アフリカ、中央アジア、南アジア諸国から訪れる。なぜグルガオンは医療観光のハブになったのか?

残り337文字(全文581文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事