ブラジル国内の大人の4割が債務不履行 松本浩治
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ブラジル国内で、借金を返済できない債務不履行者数が、今年4月時点で6608万人(前年同期比8.08%増)に達し、過去最高となった。平均債務額も4002レアル(約11万円)で最高だった。18歳以上の成人の約4割が債務不履行者だったという。
全国商店経営者連盟(CNDL)とブラジル信用調査機関(SPC Brasil)が、国内26州とブラジリア連邦直轄区の各機関のデータに基づいて調査した。
増加の主な原因は、新型コロナによる失業者の増加と、ブラジル政府の高金利政策の影響が大きい。銀行への債務不履行が全体の64%を占め、商業関連(12%)、水道・光熱部門(11%)、通信部門(7%)──なども多かった。
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週刊エコノミスト
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