《中国株》利下げと米中対話で反発 李燕
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MSCI中国指数は5月末に反発し、200日移動平均を回復した。中国が予想外に金融緩和に踏み切り、米中関係も改善の兆しがみられ、見直し買いが入った。
経済指標がさえない中、中国当局は不動産や内需向けに新たな支援策を検討中と報じられた。6月中旬には中国人民銀行(中央銀行)が短期金利や、事実上の政策金利「最優遇貸出金利」の1年物と5年物を相次いで引き下げた。
米中関係を巡っては、ブリンケン米国務長官が6月18日に訪中し、習近平国家主席とも会談した。途絶えていた米中対話が再開し、相場の支援材料となった。米中首脳会談が早期に実現するかどうかは不明だが、対話を再開したことで中国株のリスクプレミアムを押し下げるだろう。
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