《ドル・円》介入でもドル高・円安 宇野大介
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年初からの円安進行について、「急速」「一方的」「過度な変動」という表現は当たらないように思える。
ドル・円相場の前年同月比をみると、2022年は年央まで10~20%円安で推移していたが、8月下旬には30%、10月に入ると40%の円安となった。しかし、今年3月以降は低下し、6月以降は10%未満となっている。
また、円安が加速した22年8月から、政府・日銀が円買いの為替介入をした9月と10月までの間、円安の速度は現在の1.7~1.9倍速かった。政府・日銀が再び介入する水準が近いという見方もあるが、筆者には要件を満たしているようには見えない。
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週刊エコノミスト
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