新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

《ドル・円》介入でもドル高・円安 宇野大介

 年初からの円安進行について、「急速」「一方的」「過度な変動」という表現は当たらないように思える。

 ドル・円相場の前年同月比をみると、2022年は年央まで10~20%円安で推移していたが、8月下旬には30%、10月に入ると40%の円安となった。しかし、今年3月以降は低下し、6月以降は10%未満となっている。

 また、円安が加速した22年8月から、政府・日銀が円買いの為替介入をした9月と10月までの間、円安の速度は現在の1.7~1.9倍速かった。政府・日銀が再び介入する水準が近いという見方もあるが、筆者には要件を満たしているようには見えない。

残り196文字(全文468文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事