《今週のポイント》米国GDP(7月27日)窪谷浩
有料記事
4四半期連続のプラスへ
7月27日に米国で2023年4~6月期の国内総生産(GDP)が公表される。これまでの大幅な金融引き締めや、3月上旬のシリコンバレー銀行の破綻をきっかけに広がった金融システム不安、信用収縮の経済への影響を見極めるうえで注目される。
1~3月期を振り返ると、実質GDP成長率は前期比年率2.0%増と3四半期連続のプラス成長だが、前期の同2.6%増から小幅に低下した。需要項目別では在庫の成長率寄与度が2.1ポイント減と成長率を大幅に引き下げた。一方、住宅投資は前期比年率4.0%減と8四半期連続のマイナス成長となったものの、前…
残り410文字(全文683文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める