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中国でも手軽なマイクロビジネスがZ世代に人気 高文寧

「道のバー」と書かれたのぼりを掲げ、カクテルなどを販売する「トランク屋台」(大連) 筆者撮影
「道のバー」と書かれたのぼりを掲げ、カクテルなどを販売する「トランク屋台」(大連) 筆者撮影

 中国の街中や道路沿いで最近「トランク屋台」の出没が相次ぐ。ワゴン車などの後部トランクを使い、食品や雑貨などを低価格で販売する。売り手も買い手もほとんどが若い「Z世代」(1990年代中盤~2000年代中盤生まれ)だ。出店のハードルや失敗時のリスクが低く、若者に人気がある。

 中国ではゼロコロナ政策の余波で景気回復の動きが鈍く、Z世代と多くが重なる16~24歳(都市部)の失業率は今年5月、20.8%と過去最高を更新した。こうした景気低迷を背景に、「…

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