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シドニー第2国際空港が半分完成 開港は3年後 守屋太郎

運用計画の合意書を取り交わすカンタス航空のジョイスCEO(右) 西シドニー空港会社提供
運用計画の合意書を取り交わすカンタス航空のジョイスCEO(右) 西シドニー空港会社提供

 オーストラリアでシドニー都市圏初の24時間空港となる「西シドニー国際空港」の建設が、2026年の1号機離陸に向け順調に進んでいる。アルバニージー首相や豪カンタス航空のジョイス最高経営責任者(CEO)らは6月、工事の50%が完了した建設現場を視察。同CEOは、カンタスが1年目に中型機15機を配備し、年間400万人の送客を目指すと発表した。開港への動きがにぎやかになってきた。

 新空港は政府が53億豪ドル(約4500億円=17年時点)を投じる国家プロジェクト。滑走路3本の処理能力が限界に近づき、騒音対策で夜間運用できない既存のシドニー国際空港を補完する。ただ、市内から直線距離で西へ約45キロ離れていて、東京都心と成田空港間よりは近いものの、地下鉄で15分と近いシドニー国際空港と比べると不便さは否めない。

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