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新聞から言葉をえぐる(7月13日~7月20日)

「戦争後、ウクライナがNATOに入ると確信している」=7月13日付『読売新聞』

 北大西洋条約機構(NATO)はリトアニアの首都ビリニュスで首脳会議を開き、ウクライナに複数年にわたる支援プログラムを提供することなどで合意したが、NATO加盟実現に向けた具体的なスケジュールは示さなかった。ウクライナのゼレンスキー大統領が記者会見で。

「臨時国会で(関連法案を)通せば24年4月から法人税を上げることも可能だったが、スケジュール的には相当きついという意見を共有した」=14日付『朝日新聞』

 自民党税制調査会は党本部で非公式の幹部会合を開いた。宮沢洋一会長=写真=が会合後、防衛力強化の財源となる法人税などの増税の開始時期について、当初想定された2024年は難しいとの認識を表明して。

「雇用主は(金融システムの象徴である)ウォール街と貪欲さを優先し、重要な貢献者のことを忘れている」=14日付『毎日新聞』夕刊

 全米の俳優らが加入する米映画俳優組合がストライキに突入すると発表した。大手制作会社が所属する業界団体との間で、待遇改善や人工知能(AI)の利用制限などをめぐる交渉が決裂したため。同組合のフラン・ドレシャー会長が会見で。

「英国は(米インターネット通販大手)アマゾン(・コム)ではない」=14日付『毎日新聞』夕刊

 英国のウォレス国防相が、ロシアの侵攻を受けるウクライナから次々と武器供与を求められる状況について、ウクライナ側に不満を伝えたことを明らかにして。

「日本の芸能界は全体としてもっと深刻に受け止めるべきだ」=16日付『朝日新聞』

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(19年に死去)による性加害問題で、俳優の服部吉次さん(78)が会見し、約70年前に喜多川氏から性被害を受けたと証言した。服部さんは戦後歌謡界を代表する作曲家、服部良一の次男。

「2回連続で優勝できたことで、次もいけるという自信が、より芽生えた」=17日付『読売新聞』

 テニスのウィンブルドン選手権車いすの部の男子シングルス決勝で、小田凱人(東海理化)がアルフィー・ヒューエット(英国)に6―4、6―2でストレート勝ちし初優勝。全仏オープンに続き4大大会2連勝として。

「全仏の時と全く別の選手になった。重圧に対処でき、落ち込むこともなくなった」=18日付『読売新聞』

 ウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝で、20歳のカルロス・アルカラス(スペイン)が5連覇を狙ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)をフルセットで破り初優勝を果たして。全仏準決勝ではジョコビッチに完敗していた。

「ロシアは合意を殺し、世界を脅迫している。アフリカとアジアでは食料価格の高騰と飢餓の脅威に直面している」=18日付『日経新聞』夕刊

 ロシアがウクライナ産の穀物輸出に関する合意の履行停止を表明。国連安全保障理事会の会合ではロシアを非難する声が相次いだ。関係国として参加したウクライナのクレバ外相が。

「ジョーカーは人を傷つけることをなんとも思っていない。その感覚がないと殺人はできないと思って、なりきろうと考えた」=19日付『毎日新聞』

 走行中の京王線特急電車で乗客をナイフで刺したなどとして殺人未遂罪などに問われた服部恭太被告(26)が、東京地裁立川支部で開かれた裁判員裁判の被告人質問で、米映画のキャラクター「ジョーカー」の扮装(ふんそう)をしていたことについて。

「(撤退する国が)あるでしょうね。仕方ない」=19日付『朝日新聞』

 関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)=写真=が会見で、25年大阪・関西万博の海外パビリオンの建設手続きが滞っている問題に関して。

「この魔女狩りは選挙干渉であり、司法機関を政治的な武器として使っている」19日付『毎日新聞』夕刊

 トランプ前米大統領が声明を発表し、21年1月の連邦議会襲撃事件の関連で捜査対象になっているとの通知をスミス特別検察官から受けたことを明らかにして。

「想像を絶する恐ろしいレベルの死と破壊をもたらす可能性がある」=20日付『毎日新聞』

 国連安保理は人工知能(AI)に関する初の公開会合を開いた。グテレス事務総長が、AIの可能性に期待を示しつつ、テロリストや国家が悪用するリスクに警鐘を鳴らして。


週刊エコノミスト2023年8月8日号掲載

新聞から言葉をえぐる(7月13日~7月20日)

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