インテュイティブサージカル 手術支援ロボの世界最大手 岩田太郎
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Intuitive Surgical 主力製品は「ダビンチ」/86
インテュイティブサージカルは手術支援ロボット「ダビンチ」を主力製品とする米医療機器メーカーだ。
同社の開示資料によれば、ダビンチの起源は1990年にさかのぼる。米スタンフォード大学を母体とする研究機関「SRIインターナショナル」が同年、米国防総省の研究機関「国防高等研究計画局(DARPA)」から資金を得て遠隔手術の研究を始めた。外科医が遠く離れた戦場で手術を可能にする目的だったという。試作機を開発したSRIは95年、起業家に技術使用権を認め、インテュイティブサージカルが誕生した。
ダビンチは国内でも普及している。厚生労働省は「ロボット支援手術」と呼び、一部の疾患に関し、公的保険の適用を認めている。ただ、DARPAが思い描いた研究目的とは異なり、遠く離れた場所の患者に執刀するのではなく、目の前の手術台にいる患者に使われている。
ダビンチのメリット
では、なぜロボットを使うのか。国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)のウェブサイトによれば、ダビンチを使うことで患者の出血量が少なくて済み、傷口が小さく目立たず、術後の回復が早…
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週刊エコノミスト
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