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東南アジア初“三越”はマニラ首都圏 野村不などと街づくり”担う 竹内悠

サラ・ドゥテルテ副大統領(左から3人目)も参加した三越BGCのテープカット(筆者撮影)
サラ・ドゥテルテ副大統領(左から3人目)も参加した三越BGCのテープカット(筆者撮影)

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は7月21日、フィリピンのマニラ首都圏タギッグ市の新興開発区の商業施設「MITSUKOSHI BGC(三越BGC)」を本格開業した。飲食や生活関連などテナント約120のうち全体の約8割が営業を始めた。経済成長に伴って拡大する個人消費を取り込みながら、合弁を組む野村不動産、地場の不動産大手とともに「街づくり」を進めて相乗効果を狙う。

 三越伊勢丹HDが「三越」ののれんで東南アジアに進出したのは初めて。開業式典にはサラ・ドゥテルテ副大統領らが出席した。サラ氏は「投資に感謝する。不動産や観光業の発展につながる」と述べた。

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