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営業半世紀 台北市最古の百貨店に“お別れ” 林哲平

閉店セレモニーで、感謝を込めて頭を下げる遠東百貨店の従業員ら 同店フェイスブックより
閉店セレモニーで、感謝を込めて頭を下げる遠東百貨店の従業員ら 同店フェイスブックより

 台北市内で営業する百貨店のうち、最も歴史が古い「遠東百貨宝慶店」が7月24日、店舗建て替えのため営業を休止し、長年のファンらが「別れ」を惜しんだ。

 同店は1972年に台北市の繁華街、西門町に開業。台湾メディアによると、地上8階、地下3階の大型店舗で、71年に台湾が国連脱退を余儀なくされるなど国際環境が厳しくなる中、開店当初は販売する商品を仕入れるのも苦労したという。

 その後、台湾の百貨店で初めてスーパーマーケットを併設したり、外国の物産展を開催したりして人気を集め、流行の発信地として知られた西門のランドマークの一つになった。

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