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日本酒ブームの中国市場に参入するなら商標登録を忘れずに 赤澤陽平

 中国で日本酒人気が年々高まっている。日本から中国への清酒の輸出額(2022年)は前年比37.8%増の141億6100万円となり、国・地域別で中国がトップだった。22年発効の「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」を受け、日本から中国へ清酒が輸出される際の輸入関税は段階的に削減され、当初40%だった輸入関税は23年には36.2%となった。協定発効から21年目に撤廃することが合意されている。

 中国で日本酒が消費される飲食店は日本料理店が中心だったが、最近は「日本酒バー」も登場し、新たに日本酒を取り扱おうとする高級中華料理店も増えている。既にたくさんの銘柄が中国に輸出されている中、中国では未知の銘柄を求める中国バイヤーもおり、さらに中国向けの輸出が増えることが期待される。

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