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南アフリカで太陽光発電が急増 停電常態化に「自衛策」 平野光芳

ケープタウンの店舗屋上に設置されたソーラーパネル 筆者撮影
ケープタウンの店舗屋上に設置されたソーラーパネル 筆者撮影

 慢性的な電力不足が続く南アフリカで、家庭や企業が屋上に太陽光発電パネルの設置を急速に進め、最近1年3カ月で4.5倍に増えた。南ア電力公社によると太陽光の発電能力は2022年3月に約98万キロワットだったのが、23年6月には約441万キロワットとなり、大型原発3基分に相当する設備が一気に増えた。

 南アは世界有数の石炭産出国で、石炭火力で発電の9割近くをまかなう。ところが、近年は設備の老朽化が進んだ上に、汚職の影響で更新も進まず、電力網が急速に…

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