マンハッタンで脚本家・俳優1000人超が抗議デモ 津山恵子
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全米脚本家組合(WGA、組合員1万1500人)が今年5月から、米映画俳優組合(SAG−AFTRA、同16万人)は7月からストライキを始めた。両組合の同時ストは1960年以来。63年ぶりの共同ストの焦点は、映画・ドラマの制作者側が活用する人工知能(AI)による「AI俳優」など。脚本家らも、生成AIが脚本執筆を乗っ取ることに強い警戒感を抱いている。
その後、WGAのストは8月9日、100日に突入し、ニューヨーク・マンハッタンのネットフリックス社屋前に1000人以上の脚本家と俳優らが集まり抗議の声を上げた。「出てもいないCMに、あなたが映っている、と友人が連絡をくれた」と俳優のジージー・カサノバさん。「私の顔は調整して服も変えているが間違いなく私だった。でも撮影した記憶がない。誰が私をスキャンしてCMに入れたのかも分からない。私に報酬があるべ…
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週刊エコノミスト
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