湾岸諸国で「パデル」が人気 UAEには“映える”コートも 松浦美咲
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石油依存からの脱却に取り組む湾岸諸国で、変革がスポーツに及んでいる。従来は招致した国際大会の「観戦」が主体だったが、国民の「参加」にも注力。特に顕著なのが「パデル」だ。コートを囲むガラスと金網を活用してネット越しに2人1組でボールを打つ競技で、爆発的な人気となっている。湾岸諸国全体で2016年に20カ所しかなかったパデル場は、現在1850カ所以上ある。
サウジアラビアは、経済多角化を目指す「ビジョン2030」の下、週1回運動する国民の割合を13%(16年)から40%(30年)に向上させると発表。昨年、投資省がパデル運営会社PadelXと協力覚書を結び、パデル場の建設・運営、人材育成に取り組む。老若男女問わず気軽にできるパデルは、同国の目標に合致する。
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週刊エコノミスト
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