コロナ禍が生んだ“乱気流”に苦しむ豪カンタス 守屋太郎
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豪航空最大手カンタス航空や格安航空ジェットスターを運航するカンタスグループが、強い逆風を受けている。2023年6月期決算は売上高、利益ともにコロナ前ピークを超え、都市封鎖でほぼ全便欠航となったどん底から完全復活した。だが、コロナ禍からの回復局面の混乱期に欠航便のチケットを不正に販売した「ゴースト(幽霊)フライト」疑惑が浮上し、豪競争消費者委員会が8月、消費者を欺いた疑いで同社を連邦裁判所に提訴。封鎖時の20年に空港職員1700人を解雇した問題でも最高裁…
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週刊エコノミスト
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