香港を「国際高等教育」都市に 一帯一路圏の留学生枠拡大 江藤和輝
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香港を「国際高等教育」の拠点と位置付け、海外からの学生を積極的に受け入れる計画がまとまった。李家超・行政長官が10月の施政方針演説で発表した。
香港当局の発表によると、香港大学や香港科技大学など主要8大学では、地元出身ではない学生を受け入れる上限枠を20%から40%に拡大するとともに、こうした「非地元枠」が中国本土出身の学生で占められるのを防ぐため、東南アジアや欧州など「一帯一路」に含まれる各国からの学生を積極的に受け入れていくという。
また、奨学金付きの学士課程枠についても非地元枠を倍増し、6000人とする見込みだ。さらに、中国本土や外国の著名な教育機関との協力を進めるため、深圳市との境界に位置する「北部都会区」に、「北都大学教育都市」を開発する計画だ。
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