日本旅館がインドから人材受け入れ加速へ 登別で2人が実習中 榎田真奈
有料記事
日本に向かう宿泊分野の技能実習生2人が10月、インドの首都ニューデリーの空港を飛び立った。インドからの宿泊分野での派遣は極めて珍しい。北海道の登別温泉の旅館で働き実践的な業務を学ぶ。
技能実習生2人はどちらもインド北東部出身。担当した送り出し機関は「食習慣が日本と近いため、入国後も素早く日本の文化に順応できる」と期待を寄せる。
2人が業務を学ぶ北海道の旅館では、技能実習生の受け入れは今回が初めて。現地の視察で感じた学生の能力の高さなどが決め手になった。9割の施設が人手不足を実感していると回答した調査結果があるなど、日本の宿泊業は人材難が深刻だ。地方の大型施設は「海外から採用するしかない」状況にある。一方、インドは2023年に人口が世界最多になり雇用不足が指摘される。
残り216文字(全文554文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める