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ドイツでの展示会開催が本格復活 柿添紘光

ドイツ西部エッセン市で10月に開かれたボードゲームの展示会。多くの人でにぎわった 筆者撮影
ドイツ西部エッセン市で10月に開かれたボードゲームの展示会。多くの人でにぎわった 筆者撮影

 今年はドイツでの展示会開催が本格的に復活している。開催シーズンはバカンスシーズンの夏を避けた秋から春にかけてが中心だが、新型コロナウイルス禍で3年間は思うように開催できなかった。しかし今、各地の展示会では人出や出展社数などコロナ禍前と変わらない光景が繰り広げられており、今年10月にエッセン市で開催されたボードゲームの展示会は、足の踏み場もないほど多くの人でごった返していた。

 ドイツでは各都市の中心近くに展示会の会場が整備され、調理器具から自動車までさまざまな業界団体や企業が毎月のように大規模な展示会を開催している。開催期間中は地域のホテルの宿泊料金が跳ね上がり、滞在中の飲食はもちろん接待も盛んで、観光業界への経済効果も高い。

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