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急成長したブラジルの太陽光電力 7割は家庭や農家で発電 松本浩治

ソーラーパネルを設置する家庭や農家が増えている(サンパウロ州の農村で)(筆者撮影)
ソーラーパネルを設置する家庭や農家が増えている(サンパウロ州の農村で)(筆者撮影)

 資源大国ブラジルでも、太陽光発電への投資や活用が急速に進んでいる。太陽光エネルギー分野への2023年の政府投資額は596億レアル(約1兆8000億円)に上り、22年末までに投資した累積分の1.5倍に上った。太陽光はブラジルの脱炭素化を加速させ、持続可能な社会に向けたエネルギー転換への重要な役割を担っている。

 ブラジルでは12年に分散型発電の導入が国として決議され、16年から太陽光発電の需要が増え始めた。投資の拡大により、国内の総電力のうち太陽光発電が占める割合は15.6%で2番目になり、トップの水力発電(50%)に迫る。

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