新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

ニューヨーク市が不法移民の受け入れコスト減狙いプリペイド式カード配布へ 橋本孝

昨夏には不法移民の早期のå就労にも力を入れていたが、なかなか問題は解決しない(Bloomberg)
昨夏には不法移民の早期のå就労にも力を入れていたが、なかなか問題は解決しない(Bloomberg)

 アダムズ市長は近々、ニューヨーク市のホテルに収容している不法移民の家族にプリペイド式のカードの配布を開始する。まずは、短期ホテルに滞在中の500家族に配布し、ホテルで提供されている食事サービスをこれに置き換えるという。商店、食料品店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアで、食料とベビー用品のみに使用できる。

 移民は1人当たり1日に約13ドル(1950円)分を受け取る。市当局によれば、このプログラムの導入により、月額60万ドル(9000万円)、年間720万ドル(10億8000万円)の節約になるという。うまくいけばホテルに滞在中の全ての不法移民に配布拡大し、移民対策コストを削減したい意向だ。

残り273文字(全文573文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事