学生ベンチャー食堂オープン 千葉商科大
千葉商科大学(市川市)内で同学学生が経営する「学生ベンチャー食堂」に、新店舗「おむすび 結(ゆい)」が4月22日、オープンした。
経営者は、サービス創造学部4年の土屋颯大(ふうた)さん。土屋さんは、学部のプロジェクトやゼミナールなどで地域の企業とコラボレーションしたイベントなどを実施する中で「さらに地域に根差した活動をしたい、地域の人々と交流の輪を広げたいとの思いが強くなった」ことが今回の学生ベンチャー食堂の挑戦に繋がったという。
学生の時間がない、手軽に食べたいを解決する「はしで食べるおむすび」を中心にメニューを構成。店名の「おむすび 結」には、「大学と地域、人と人とを結ぶ」という思いが込められている。出店にあたり、JA いちかわに規格外野菜の仕入れを交渉し、地産地消とフードロスにも取り組んだ。また、クラウドファンディングで資金を調達し、地域の子どもたちに無料でおむすびを提供できる「みらいおむすびチケット」710 個分も用意した。
◆新店舗「おむすび 結」店舗概要営業時間:月~金 10:00~15:00(ご飯が無くなり次第終了)※大学の夏季休暇等の長期休暇や休校日を除くメニュー:・おむすび(五目、チュモッパ、焼肉)/日替わりサラダ各200円・おむすび(たらまよ、ゆかりちーず、しゃけえだまめ、たぬき)/具だくさん豚汁各150円 ほか販売方法:イートイン、テイクアウト
◆千葉商科大学学生ベンチャー食堂について:起業のチャンスを提供するため、学生たちに大学キャンパス内の食堂スペース3店舗の出店権利を与えている。食の提供という重要な事業を任せるため、経営体制や衛生管理、収支計画の適正さ、魅力あるメニューと価格であるかなどを重視した選考を実施。選考を通過した学生経営者は、飲食店の営業条件となる食品衛生責任者資格の取得や営業許可の取得、税務署への個人事業の開業届出など、開店に必要な一連の準備を整える。出店期間は1年単位とし、その後の継続は、大学が経営成績を確認した上で判断している。