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米バイオベンチャーのAI創薬技術に復活の芽 二村晶子

創薬のAIモデルを開発したグーグル・ディープマインド(本社はロンドン)(Bloomberg)
創薬のAIモデルを開発したグーグル・ディープマインド(本社はロンドン)(Bloomberg)

 人工知能(AI)で膨大な医療研究情報を処理し、新しい医薬品の開発につなげるAI創薬技術。画期的な技術と期待されたものの目立った成果が出ずに投資が滞っていたが、復活の芽が見えてきた。

 サンフランシスコのバイオベンチャー、ザイラ・セラピューティクスは、前スタンフォード大学長のマーク・テシエラビーン氏を最高経営責任者(CEO)に迎え、バイオ業界では有名な投資会社から10億ドル(約1500億円)の出資を得たと4月に報じられた。

 5月には、グーグルを運営する米アルファベット(マウンテンビュー)傘下のグーグル・ディープマインドが、たんぱく質などの分子構造を高い精度で予測するAIモデル「アルファフォールド3」を発表。創薬の加速が期待される。

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