安定的な皇位継承を可能にする案は実に単純なのだが…… 小林よしのり
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小林よしのりの闘論席
5月17日に始まった安定的な皇位継承に関する与野党協議は、当初の毎週開催の方針を2回目で撤回。衆参両院の正副議長らが各党の意見を個別に聞き、論点整理をしてから次の全体会議を開くこととなり、次回は開催のめども立っていない。
各党の意見の隔たりが大きかったからという理由だが、それは当然だ。与党が推進しようとした案は、2021年に政府の「有識者会議報告書」が出した結論を丸のみした、以下の2案である。
①女性皇族は結婚しても皇族のままとし、夫や子供は民間人のままとする混成家族を作るべし。②旧宮家の子孫である一般国民男子を宮家の養子に入れ皇族とすべし。
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週刊エコノミスト
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