新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

マンハッタンの渋滞税がドタキャンになった理由 冷泉彰彦

渋滞税は1950年前後から構想があり、2007年以降は何度も導入の動きがあった(Bloomberg)
渋滞税は1950年前後から構想があり、2007年以降は何度も導入の動きがあった(Bloomberg)

 6月30日から開始予定だったニューヨーク市マンハッタン区の渋滞税について、ホークル知事は6月5日に突如、無期限延期を宣言した。

 61丁目以南に乗り入れた場合、自家用車は1日に15ドル(約2360円)、タクシーは1回につき1.25ドル(約200円)が徴収される仕組み。見込み税収の年間150億ドル(約2兆3550億円)は、地下鉄やバスなど公共交通機関の改良に使われる予定だった。つまり、特にマンハッタン島南部で慢性的な渋滞の原因である自家用車を減らし…

残り338文字(全文563文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事