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インドの民主主義を実証した下院総選挙 久保亮子

下院総選挙に向けて政党広告は禁止され、塗りつぶされた=北部ハリヤナ州グルガオンで(NNA撮影)
下院総選挙に向けて政党広告は禁止され、塗りつぶされた=北部ハリヤナ州グルガオンで(NNA撮影)

 インドの下院(定数545、大統領指名枠含む)総選挙が6月4日開票され、与党圧勝の予想を大きく裏切る結果となった。モディ首相率いるインド人民党(BJP)を軸とする与党連合が293議席で過半数を得た一方、野党連合が234議席と大躍進した。

 有権者は10億人近く。投票は4月半ばから7回に分けて行われ、6月1日の最終投票日を待って出口調査の結果が報道された。各調査とも与党優勢を伝えたが、実際にはBJPは単独過半数を割り込み、友党を合わせて…

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