豪州の最低賃金は日本の2倍超の時給2510円に 守屋太郎
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豪政府は新年度が始まる7月以降の全国統一最低賃金を3.75%引き上げ、時給24.10豪ドル、週給915.90豪ドルとする。引き上げ幅はインフレ鈍化に伴い今年度の5.75%を下回るが、対豪ドルでも円安が進行しているため、円換算では時給2510円と東京都(1113円)の約2.2倍に達する。
ただ、物価水準も高いため生活は楽ではない。豪統計局によると、フルタイム労働者の平均年収は9万8800豪ドル(約1000万円)あるが、東部シドニーの住宅価格の中央値は約…
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週刊エコノミスト
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