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週刊エコノミスト Online 書評

『そして、「悪魔」が語りだす』 グウェン・アズヘッド、アイリーン・ホーン著 海と月社 2750円

『そして、「悪魔」が語りだす』 グウェン・アズヘッド、アイリーン・ホーン著 海と月社 2750円

 連続殺人犯に通り魔、ストーカー、放火犯……。本書には、世にも恐ろしい犯罪者11人が登場する。メインの著者であるグウェン・アズヘッドは英国を代表する司法精神科医であり、約30年に及ぶキャリアの中で初めて、一般読者向けにこれら自分が出会った人々について書いている(共著者のアイリーンは作家でサポート役)。残酷で絶望的な状況にある犯罪者たちが少しずつ変化する様子のほか、誰の心にもある「悪魔」をめぐる思考を読むことができる。(H)


週刊エコノミスト2024年9月17日号掲載

『そして、「悪魔」が語りだす』 グウェン・アズヘッド、アイリーン・ホーン著 海と月社 2750円

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