16年間で24%縮小した日本の鉱工業生産 市岡繁男
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デビット・ストックマン氏は、35歳でレーガン政権下の行政管理予算局長に就任した俊才だ。同氏はいま、自身のブログで「米連邦準備制度理事会(FRB)は2008年以降、総資産を一時、約10倍に拡大したが、金融バブルを醸成しただけで、経済成長はかえって停滞した」と痛烈に批判する。ポイントは次の通りだ。
実体経済はこの16年間、過去を大幅に下回るペースでしか成長していない。1950~2008年に年率3.5%増だった鉱工業生産指数は08年以降、年率0.15%の成長にとどまる。同じく50~08年に年率3.41%増だった…
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週刊エコノミスト
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